経営学道場

2016年07月25日

経営学道場 第9回

第9回 企業の正の財産(資産)

企業の財産といわれて真っ先に思い浮かぶものが、現金などに代表される企業の持ち物でしょう。こうした企業が所有するプラスの財産のことを「資産」といいます。


この資産には現金や預金などのほか、建物や土地、車両運搬具などの長期間にわたって保有するものも含まれます。ここで、注意が必要なのは、資産とは必ずしも具体的な形があるモノに限らないということです。実は、形がない特許や請求権などの権利も立派な企業の資産としてカウントされるのです。


うどん屋の例を振り返ってみましょう。うどん屋さんにとって、うどんを販売して得た現金は当然ながら資産になります。また、まだ売れていない食材も資産になります。こういった在庫になる資産のことを少し専門的な言葉で「棚卸資産(たなおろししさん)」といいます。その他、店の設備や、調理器具なんかも資産ですし、店舗が賃貸でなく自社の所有であれば、当然店舗それ自体も資産になります。ここまでは、具体的な形のある資産なので理解しやすいと思います。


しかし、形のない資産も存在します。例えば、ツケの代金はどうなるでしょうか。もう既に売上としてはカウントしていますが、まだ代金を支払ってもらっていません。この場合、うどん屋さんはお客さんに代金を請求する権利を持つため、このツケの代金も資産として扱うことになります。これを売掛金といいます。その他にも、形のない資産に分類されるものはたくさんありますが、あまり詳しく説明すると入門レベルから外れてしまうので、それはまたいつかの機会に。


このように、企業のプラスの財産は「資産」と呼ばれ、それは有形に限らず無形のものもあるということです。次回も企業の財産のお話の続きを学習したいと思います。

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