経営学道場

2016年07月11日

経営学道場 第8回

第8回 企業の財産

これまで数回にわたって、企業の利益について学習してきました。企業が一定期間(一般的には1年間)で上げることができた利益が、その企業の経営成績になるわけです。では、企業の経営状態を考えるにあたっては、利益だけに注意すれば良し悪しが判断できるでしょうか? 答えはもちろんNOです。


その理由を学習するために、ここで、経営成績と同じくらい重要なもう1つの要素に注目したいと思います。それは企業がどれだけの財産を持っているかという要因、つまり財政状態です。


うどん屋の例をもう1度思い出してみましょう。例えば、既に仕入れたけどまだ売れていない食材などは利益の計算に含まれていませんでした。こうした要因が存在する以上、損益計算(経営成績)だけで経営状況を判断するのは難しそうですね。


また、ツケで売り上げたお客さんの代金は、利益の計算に含まれているけどまだ受け取っていません。クレジット支払なんかも同様です。こうした場合も損益だけでの判断は難しそうですね。そのために、財政状態というもう1つの要因が重要になるわけです。


企業経営を知る上で必須となる、「おカネ」に関する知識を正しく理解するために、これから数回に分けて、この企業の財政状態(企業の財産)について学習していきたいと思います。お楽しみに。

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