経営学道場

2016年05月16日

経営学道場 第4回

第4回 最初の利益:売上総利益

前回、利益は現金だけで考えてはいけないというお話をしました。では一体どういう考え方をしなければいけないのでしょうか。そのためにはまず、売上を正しく認識するところから始めます。

まず、企業が顧客に対して財やサービス、ここの例で言えばうどんをどれだけ販売して、それによってどれだけの収益が得られたのかを計算します。
これを「売上高」といいます。
細かな説明は省略しますが、この場合、たとえツケで食べていって、まだ代金を支払っていないお客さんがいたり、現金でなくクレジットカードで支払ったお客さんがいたとしても、販売が終了している以上は売上としてカウントします。利益の計算はこの「売上高」が起点となります。

そして、「売上高」が発生したということは、うどんを作るためにお金がかかっています。これを「売上原価」といいます。これには小麦粉やネギなどの食材は当然のこと、調理を行う人の給与、うどんを作るのに使う機械や器具にかかったお金も含まれます。ただし、仕入れたのにまだ売れていない食材などはこの「売上原価」には含みません。あくまで売れた分だけカウントします。例えば、1日に100杯分の食材を仕入れたとしても、売れた量が80杯であれば、「売上原価」に含めるのは80杯分の金額だけです。

「売上高」から「売上原価」を引いたものを「売上総利益」といいます。
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これは一般的に粗利という名前でも呼ばれているので、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。これは要するに、売った金額から作るのにかかった金額を引いた、最初に計算される利益です。

「うどんを売った金額」-「うどんを作るのにかかった金額」=「うどん屋の最初に計算される利益」

「売上総利益(粗利)」とは、企業の利益の中でも最初に計算されると覚えておきましょう。
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